武田緑 / Midori Takeda
学校DE&Iコンサルタント・Demo代表
学校における【DE&I(多様性・公正・包摂)】をテーマに、研修・講演・執筆、ワークショップやイベントの企画運営、学校現場や教職員への伴走サポート、教育運動づくり等に取り組んでいる。研修は、全国の学校や教育委員会、教育研究団体などでの実績多数。朝日新聞デジタル「コメントプラス」のコメンテーター、学習スタイル診断(Self-Portrait™)認定コーチでもある。 / 著書『読んで旅する、日本と世界の色とりどりの教育』(教育開発研究所)
フリーランスとしての活動のほか、学校DE&Iの実現のためには現場のエンパワメントが必要との思いから、全国の教職員らと共にNPO法人 School Voice Projectを立ち上げ、現在は理事兼事務局長として活動に従事している。
※活動におけるキーワード:
こどもの権利・こどもの参加 / 日常の中のデモクラシー(民主主義)/ 人権教育 / インクルーシブ教育 / 合理的配慮 / 多様な学び / 不登校 / オルタナティブ教育 / 学習スタイル / 海外の教育(特に北欧・オランダ)/ 対話 / ファシリテーション / ワークショップ・参加型学習 / マイノリティとマジョリティ / アンコンシャスバイアス・マイクロアグレッション etc
※主に関わっている対象は学校や教職員ですが、フリースクールやオルタナティブスクールなど多様な学びの場の関係者の方、保護者や地域住民、教育行政関係者を含む幅広い教育関係者の方と共に、こどもも大人もしあわせな学校と社会をつくりたいと願って活動しています。
●部落問題特化版Profiel
大阪の被差別部落で生まれ育つ。学校で受けてきた人権・同和教育への共感&違和感を原点に、現在は学校における【DE&I(多様性・公正・包摂)】をテーマに、研修・講演・執筆、ワークショップやイベントの企画運営、学校現場や教職員への伴走サポート、教育運動づくり等に取り組んでいる(部落問題学習や人権教育全般についての相談に乗ることも多い)。その他、部落問題をテーマに、全国の自治体等や企業等での講演・研修・ワークショップのファリテーションなどを多く実施。”自分自身の言葉で部落について語ることをコンセプトにする有志グループ「BURAKU HERITAGE」のメンバーとしてもイベント開催や、企画展のプロデュースなどに携わっている。コロナ禍で出産し、現在1児の母(事実婚)でもある。
※ご依頼主の方へ:
こちらの方が適当な場合はこちらをご使用ください。
また、肩書きに「BURAKU HERITAGE メンバー」を加えていただいても結構です。
専門領域・できること
●学校DE&Iをテーマにした講演・ワークショップ型研修の実施
マイノリティがいることを”前提”とした学校環境整備とは?
個別の社会的マイノリティの子どもたちへの配慮と支援について
これからの人権教育のあり方(教育活動全体としての人権教育)
こどもの権利ってなに?〜学校での具現化の道筋〜
“ことば環境”を見直そう〜多様性を前提とした場づくりに向けて〜
国内外の事例に学ぶ「民主的な学校づくり」
職員室にある多様性体感ワークショップ(学習スタイル・発達凸凹)etc
●学校におけるDE&I推進(現状の見直しと改善)の助言と伴走
ー 教職員向け
- 上記のようなテーマでの教職員向け研修を実施(継続的な関わりがより有効です)
- 人権教育の分掌会議や担当プロジェクトチーム等のコンサルティング/ファシリテーション
- 教職員集団のビジョン共有・合意形成・チームビルディングのためのファシリテーション
- 人権教の授業実践・取り組みづくりのサポートetc
ー 児童・生徒向け
- 生徒会や有志グループ等の活動への助言・サポート+教職員との調整(こども参加の推進)
●学習スタイル診断(Self-Portrait™)および結果の解説コーチング(個人向け)
アメリカで開発されたアセスメントツール。大人も子どもも受けることができ、「学び方の特性」「優位感覚」「集中しやすい環境」「興味」「才能」の5つの項目について知ることができます。詳しくはこちら。
これまでの経歴・活動
幼少期〜大学
1985年・大阪府出身。校区に被差別部落を含み他にも社会的マイノリティが暮らしている地域で、すくすく楽しく育つ。そこで受けてきた人権・同和教育への共感と違和感が活動の原点になっている。
大学時代にNGOピースボートが企画する「地球一周の船旅」に参加し、「日本や世界にある様々な問題を解決しよりよく変えていくには“教育が重要」「日本の教育は、こどもをエンパワーしているだろうか。自分の頭でものごとを考え、周囲の環境や世の中に影響力を発揮できるようなものになっているだろうか」との思いを抱き、教育に強い問題意識・関心を持つように。
コアプラスとしての活動
帰国後、2007年に学生団体として“教育の多様性体感プロジェクト・CORE+(Community of Reconstruct Education)”を発足(2013年に”コアプラス“として一般社団法人化。2018に解散。)
この間、国内外の教育現場を訪ねる視察ツアー「EDUTRIP(フィールドスタディ事業)」として、国内外のユニークな公教育の現場や、フリースクールやオルタナティブスクール、海外の教育を数多く訪問。また、多様な教育のあり方を体感できる教育の博覧会「エデュコレ」などイベントを多数実施。ネットワークを広げながら、たくさんのことを学ばせてもらう。
教員〜まちづくりNPOへ
また、同時に大学卒業後は、学校教員(臨時常勤講師)として大阪市内の小学校に短期間勤務した後、NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝(包括的にまちづくりに取り組む団体・大阪府箕面市)に就職。3年間、教育チームの一員として、こどもの居場所づくりやプログラムづくり、こども版地域通貨の開発と流通、密な学校連携(ケース会議や総合学習etc)などに携わった。
フリーランスに転身
2018年、コアプラスの解散に伴い、個人事務所Demoを立ち上げ、フリーランスに。コアプラスから引き継いだ「EDUTRIP」「エデュコレ」などの事業を行いつつ、民主的な教育を日本中に広げるべく、研修や執筆活動に注力している。
School Voice Project の立ち上げ
2021年、コロナ禍の中で、制度内学校がこれまでに増して厳しい状況になっていく様子を肌で感じ、呼びかけをして全国の100名以上の教職員と共にSchool Voice Projectを立ち上げた(2022年にNPO法人化)。現在は理事兼事務局長を務める。WEBアンケートサイト「フキダシ」、WEBメディア「メガホン」、オンラインコミュニティ「エンタク」を運営し、現場の声の見える化と、民主的でインクルーシブな学校を目指す教職員のコミュニティづくりを通して、学校のエンパワメントを目指して活動している。
所在地・連絡先
Demo(個人事務所)
〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目3ー13西新宿水間ビル6階
Mail:contact@dem0.work